韓国ドラマ『暴君のシェフ』が、2025年8月23日より放送開始されました。
見始めると、主演である少女時代のユナが可愛いくて、可愛いくて!
そしてこのドラマ、よくあるタイムスリップドラマ(私は大好物)なのですが、料理×ファンタジー×時代劇×ラブロマンスという、複数ジャンルの魅力が重なった作品でホントに面白い‼︎
『暴君のシェフ』の基本情報
韓国ドラマ『暴君のシェフ』(原題:폭군의 셰프、英題 Bon Appétit, Your Majesty)は、2025年8月23日よりtvNで放送開始、Netflixでも独占配信されています。
製作はスタジオドラゴン。主演に少女時代のユナ、イ・チェミンらを迎え、料理×ファンタジー×時代劇×ラブロマンスという、複数ジャンルの魅力が重なった作品として、多くの注目を集めているドラマです。
話数も全12話なので、サクッと一気観できます。
『暴君のシェフ』予告
なぜ今、『暴君のシェフ』が話題なのか
初回視聴率は全国平均4.9%というまずまずのスタートでしたが、第4話で11.1%を突破し、その後回を重ねるごとに視聴率もアップ。そして、第6話では全国平均12.7%、首都圏平均13.1%、最高15.1%など自己最高記録を更新。
話題性ランキングでは開始直後から高い支持を得ており、3週・4週連続で“話題性1位”を独走。ユナが中心的存在としてメディアで注目されています。
wowKorea(ワウコリア)
また、Netflixにおいて非英語TVショー部門で1位を記録し、ロートントマト(Rotten Tomatoes)などでも高視聴者評価を得ています。
こうした数字・反響からも、『暴君のシェフ』は単なる話題作ではなく、「ジャンルをまたぐ視聴者を巻き込むヒット作」であることが伺えますね。
あらすじと設定:過去と現在を織り交ぜる舞台
物語の骨格はシンプルながら、設定で独自性を出しています。
- 主人公ヨン・ジヨン(演:ユナ)は、現代でフレンチシェフとして成功を収め、名誉ある地位にも達していた人物。ある事件をきっかけに 500年 遡って朝鮮王朝時代にタイムスリップ。
- タイムスリップして出会ったのが、狩で負傷した、暴君として恐れられる王イ・ホン(演:イ・チェミン)。絶対味覚を持ち、美食家である王”という二面性を持つキャラクター。
モデルとなっているのは、暴君として悪名が高かった第10代王・燕山君(ヨンサングン)ではないかとされています。 - 舞台背景として朝鮮王朝の宮廷社会、礼法・慣習・権勢争いなど、時代劇要素がしっかり組み込まれており、ジヨンの“現代の料理知識”がその制約とギャップを超えて生かされるところが物語の鍵。伝統食材や宮廷料理、そしてフレンチの技法・味の感覚との融合・対立が、ドラマにドラマ性と没入感を与えています。
魅力ポイント:過去と現在、料理とロマンスが交錯する理由

ここからは、作品が多くの視聴者に刺さっている“魅力の根幹”を考察します。
私もそうですが、タイムスリップものって結構好きな人も多いはず。時代のギャップや、過去の制約ある社会や宮廷礼法の中で奮闘する姿は、「異文化・異時代での適応と葛藤」を描き、視聴者の共感・興味を引きます。
歴史が好きな人にも、現代ドラマが好きな人にも訴求できる。料理表現の美と食欲を刺激する演出、フレンチの技法や味づくり、材料の扱い、調理の工程など視覚的にも“おいしそう”なシーンが数多く描かれています。
そして伝統料理の要素とフュージョンさせることで、新鮮さと味への期待感もアップ。各料理を楽しむのもこのドラマの面白さであること間違いなし。1話1話、美味しそうな料理が出てくるので、それもドラマの見どころになっています。
また、1番の魅力的な見どころといえば、ロマンス!イ・ホン(暴君)という強固なキャラクターと、自由で現代的なジヨンとの関係性には“上下関係・権力差・価値観の相違”というロマンスドラマの黄金要素があります。話数を重ねるごとに進展していく二人のロマンスにドキドキさせられます。
見逃せないシーン・ストーリー展開の鍵
以下のエピソード・演出は、作品の核心やストーリーのターニングポイントとして特に注目すべきです。
- 第4話あたりで視聴率が二桁突破し、物語が本格的に動き始めた回。
- 第5話のジヨンとホンの感情の揺れ、第6話での料理対決とロマンスが交錯するシーン。
特に、デザート・マカロンや甘い味・食感の表現が印象的。 - ホンの“絶対味覚”という設定が、ただの強キャラの属性ではなく、ジヨンとの相互作用でドラマ上重要な意味を持っている点。彼の評価軸が“味”という非常に感覚的なものであるため、ジヨンの現代知識・技術が“言葉を超えて伝わる”瞬間が視覚的にも印象深い。
- 美術・衣装・料理の撮影や演出へのこだわり。各シーンで出てくる料理の演出がとても印象的。
視聴率・話題性の推移と人気の背景
ドラマとして成功している理由が数字にも表れています。以下、人気の背景をもう少し掘り下げます。
視聴率推移:初回4.9% → 第4話で二桁(11.1%) → 第6話で12.7%、最高で全国平均12~13%台。さらに首都圏や最高値において15%前後という記録。
K-POP 韓流ドラマ+3朝鮮日報+3텐아시아+3
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- メディアの話題性:3〜4週連続で「話題性1位」を記録。ユナ自身の演技や役柄、また“料理×時代劇×ロマンス”というミックスジャンルの新しさが注目されている。
매일경제+1
- グローバルな評価:Netflix上で非英語TVショー部門1位。視聴者評価も高い。国内で話が進むごとに国際的な注目も高めている点が「韓国ドラマだからではなく、この作品だから観たい」という支持を得ている要素。
考察:過去と現在、そして「食」の象徴性

魅力だけでなく、このドラマを深く理解するためのテーマ考察を以下に展開します。
- 時間を超える価値観の対話
タイムスリップという設定は単なるファンタジー要素ではなく、「過去の価値観」対「現代の価値観」が感性・技術・自由・創意性の面でぶつかる装置です。ジヨンの現代的な料理哲学と、朝鮮時代の宮廷礼法・階級・味覚の伝統との対比は、視聴者へ「私はどの価値観を重視するか」を問いかけます。 - 料理=コミュニケーションの手段
ここでは料理は単なる食事やステータスの象徴に留まらず、人間関係を構築・変える手段になっています。美食家で暴君と恐れられた王も、味覚に裏付けられたジヨンの料理によって、評価する・理解する対象になる。この「味を通じて理解する」というプロセスがロマンスだけでなく“和解”や“尊敬”へとつながる。 - 視覚・感覚への没入
時代劇では衣装・舞台装置・風景などが重要ですが、この作品では「味」と「香り」は映像では直接伝わらないため、調理シーンの丁寧さ・食材の質感・色彩・見た目・演出(ライティングなど)を通じて、視覚的・想像的に“味覚を感じさせる”工夫が多く見られます。これは「料理ドラマ」の成功の鍵になる部分です。 - ロマンスにおける力関係と変化のダイナミクス
「暴君」の王という立場と、自由で独立心の強いシェフという立場の間での力関係が、ロマンスをただの“甘さ”ではなく、葛藤・尊重・成長を伴うものにしています。互いが互いの価値を認め、影響し合う過程が視聴者に深い満足感を与えます。
まとめ:『暴君のシェフ』はただの甘いロマンスを超える物語
『暴君のシェフ』は、「過去」と「現在」、「古」と「新」、「料理と権力」、「ロマンスと葛藤」など複数の軸が交錯する魅力的な作品です。美食と愛、そして文化と感覚を通じて人と人がどう変わるかという普遍的なテーマをも内包しており、ただのラブコメでは終わらない深みがあります。
- 甘くときめくラブロマンスが好き
- 宮廷時代のドラマや礼法に興味がある
- 料理・味・食材の描写にこだわる作品を見たい
という方にはぜひ、観てみてください!